2018/12/28

ロバのクリスマスとムンクの叫び

クリスマス会が終わった翌日は、
玉川上水のロバハウスへ。
 
ロバの音楽座による
クリスマスコンサート
「ロバのクリスマス」を
聴きに出かけました。
 
 
 
 
 
長男が2歳のときに
初めて訪れて以来、
今年で何と10回目。
 
私たちは10年連続、
クリスマスはロバハウスで
過ごしています。
 
 
ロバハウスに来ると、
日々私たちがいかに
デジタルな音、
刺激の強い音に囲まれて
生活しているかがわかります。
 
 
耳に優しい
古楽器の音と歌声に包まれて、
一年の間に積もり積もった
いろいろな雑音を、
身体の中から綺麗さっぱり
取り除いてくれるような。
 
彼らの音楽を聴いていると、
そんな心地良さを感じます。
 
 
そして、
毎度私の心に
浮かんでくるのは、
留学先の懐かしい
古都ヨークの街並み。
 
一年に一度、
心の中だけは、
私の第二の故郷に
帰れる瞬間です。
 
 
ロバハウスで、
ピアノの生徒さんに会い、
数あるロバの音楽座の
アルバムの中でも、
「先生のお勧めは何ですか?」
って聞かれたので。
 
私も子どもたちも大好きな
アルバムを教えてあげたら。
 
さっそく買って家で聴いて、
気に入って
熱唱しているそうです。
 
 
 
 
 
私、思わずガッツポーズ!笑
音楽の好みが合うって
嬉しいですよね。
 
食の好みと同じで。
 
先生と生徒で、
音楽の好みが合うのって
大事だと思う。
 
 
今年のロバのクリスマスは、
アンコールに、
「ガラン・ピー・ポロン」
の中から。
 
これまた大好きな曲
「1+1=1」
を歌ってくれて、
我が家の子どもたちは
ノリノリでした。笑
 
 
 
 
ロバのクリスマスの翌日は、
上野の東京都美術館へ。
 
 
今、東京都美術館では、
ムンク展をやっています。
 
そう、
かの有名な、
ムンクの叫びが
初来日しているのです。
 
 
一生のうちで、
次に本物に出会えるのは
いつになるかわからないから、
どうしても長男を連れて行きたくて。
次男はいつも道連れ。笑
 
 
 
 
 
絵からは、
大きなエネルギーと
インスピレーション
をもらえます。
 
 
長男は案の定、
説明の文字を読むのが
面倒くさいと、笑
入口で音声ガイドを
借りました。
 
が、
この音声ガイドが
すごく良かった!
 
 
見終わって一言。
 
「ムンクは、
人の感情を描いた人
なんだね。
僕はヴァイオリンで、
人に感情を伝えられるように
頑張るよ」
 
 
うん、
それが伝われば十分!
 
はるばる上野まで
来た甲斐がありました。
 
 
 
 
長男が気に入って買った
ミニポスターとポストカード。
 
 
特に写真左下の
「太陽」という絵は、
本物はもっとずっと大きくて
迫力があり、
ものすごいエネルギーを
放っていました。
 
今でも思い出すだけで、
全身に光が駆け巡るような。
 
 
でも、
こうしてポストカードに
なってしまうと、
それが全然伝わらなくて残念。
 
やっぱり、
本物を見ないとダメね。
 
 
ムンクの絵は、
私も叫び以外は
ほとんど知らなかったけれど。
 
ムンクの鮮やかな色彩、
好きだなあ。
 
 
美術館のショップで、
ムンクのカレンダーを見ていた
外人のカップルさん。
 
一年を通じて
ムンクの絵なんて見ていたら
気が狂っちゃうわよ!
って英語で呟いていたのが
ウケました。笑
 
 
何事も、
本物に触れるって
大事なこと。
 
絵も音も。
 
本物からでしか、
もらえないもの、
感じらないもの、
得られないものが
あります。
 
  
ムンク展、
1月20日までなので、
ご興味のある方はぜひ
出かけてみてください。