2019/10/15

ルノワール展

土曜日は、
ものすごい台風でしたね。
 
多摩川周辺は、
かなり被害が大きかったようですが。
 
善福寺川も、
氾濫寸前のところを
地下調整池での取水が始まり
どうにか持ち堪えたようです。
 
レッスンは当然ながら、
すべてキャンセル!
→振替とさせていただきました。
 
 
我が家は、
雨風の強い中、
ゴン!という大きな音がして、
何だろうと思って翌朝見たら、
ベランダに屋根の瓦が1枚、
落ちていました。
 
近く家の工事を
お願いしているので、
その際についでに
直してもらおうと思います。
 
屋根は自分では見えないので、
他の部分が大丈夫だったか、
ちょっと不安ですね。
 
 
さて、
教室入り口のボードに
随分前から貼ってある
美術展の案内にみなさん
お気づきだったでしょうか?
 
 
オランジュリー美術館展
ルノワールと
パリに恋した12人の画家たち。
 
 
横浜美術館にて、
ようやく展示が始まりましたので、
先日の都民の日に、
長男と母と3人で
出かけてきました。
 
 
 
 
何と言っても目玉は、
このポスターにもなっている、
ルノワールの名画
「ピアノを弾く少女たち」です。
 
私も本物は見たことがなく、
初めて間近で見ました。
 
 
そしたら、
本物は全然違いました!!
 
私、ルノワールって、
何かちょっと
モヤっとしているというか、
ボテボテっとしてる感じがして
あまり好きじゃなかったのですが。
(↑超失礼。笑)
 
 
この絵を目の前で見たら、
ものすごく
キラキラしていました!!
 
正直、
こんなにキラキラした絵だとは
思っていなくて、
思わず面食らってしまうくらい、
輝いていました。
 
ポスターや
絵葉書に使われている
色使いとは完全に別物、
別世界でした。
 
 
絵から、
ピアノを弾く楽しさが
溢れていて。
 
喜びに溢れたピアノの音が、
今まさに、
聴こえてくるようでした。
 
 
絵はやっぱり、
本物を見ないとダメですね。
出会えて本当に良かった。 
 
 
有名な絵は、
この間見に行った
ムンクの叫びもそうだけれど、
つい知っている気に
なってしまいますが。
 
知っている絵だからこそ、
余計に本物を見ないと、
変な先入観のまま、
この先の人生をずっと
生きたままになってしまう。
 
 
長男は、
美術展に行くと毎回必ず、
音声ガイドを借りるのですが。
 
今回は、
やたら熱心に聞いているなあ
と思っていたら。
 
絵の説明なんてそこそこに、
耳を澄ましていたのは、
バックグラウンドに流れる音楽!
 
 
印象派展ということで、
音楽も粒ぞろいのフランス音楽。
 
ドビュッシーやフォーレ、
プーランクなどの
美しい音楽に夢中になって、
何度も何度も繰り返し
聴いていたのでした。
 
彼は結局ね、
音楽が好きなのよ。
 
というか、
音楽しか好きじゃないし、
音楽にしか興味がないのよ。笑
 
 
オランジュリー美術館
と言えば、
有名なのは睡蓮の部屋だけれど。
 
今回は残念ながら、
睡蓮は来ていません。
 
 
睡蓮の部屋があるんだよ
っていう説明を長男にしていたら、
たまたま近くを
通りかかったおじさんが、
 
「そうだよ!
すごくいいから、いつかママに
連れて行ってもらいな!」
 
って。
 
 
そうだね、
いつか連れて行ってあげたいね。
パリに。
 
フランス音楽が好きなら、
なおさらね。
 
 
 
 
案の定、
美術館のショップでは、
展示目録に加えて、
音声ガイドに使われていた
CD2枚を買わされました。笑
 
以来、
家でも暇さえあれば、
熱心にCDを聴いています。
 
彼は自分でも、
「睡蓮」という曲を作りたくて、
今はいろんなフランス音楽を聴いて、
自分の中のインスピレーションを
熟成している段階なので。
 
 
 
 
出入り口に飾ってあった
一台のピアノ。
 
ショパンのピアノとしても
有名なプレイエルの
アップライト。
 
象牙が使われているため、
輸入するのも大変で、
ベルギーから2年間かけて
日本の個人愛好家の元に
届けられたものだそうです。
 
 
ルノワールの絵のピアノと
同じ型だそうで、
参考として飾られていました。
 
 
 
 
私は、
恥ずかしながら、
あの絵に描かれたピアノが
プレイエルだったことも
知らなかったです。
 
 
 美術館を出たのち、
今度は父と妹も合流して、
ランチ&お茶。
 
 
 
 
目の前に広がる海を見ながら、
久々にのんびりできました。
 
懐かしい、
子どもの頃のヨーロッパの話、
飛行機の話などをしながら。
 
 
私の幼少時代は、
両親の仕事のおかげで、
たくさんの国に連れて行ってもらい、
さまざまな景色を見て、
日本にはない色に触れて、
日本とは違う空気を吸い、
今思えば、
恵まれすぎていたなと思います。
 
 
あの頃があるから、
私はイギリスに
留学しようと思ったし、
留学したからこそ、
今の私があるのです。
 
 
ルノワールと
パリに恋した12人の画家たち。
 
良かったらぜひ
みなさんもあの絵に
会いに行ってみてくださいね。