2019/4/16

第4回米国ギルド・ピアノ検定試験

あっという間に
4月になり、
新年度が始まりました。
 
 
教室でも、
若干名の新しい生徒さんたち
をお迎えしています。
 
 
 
 
特に1年生は、
慣れない環境で
毎日頑張っているので。
 
この時期はみんな、
とても疲れています。
 
 
レッスンに来ても、
眠そうだったり(笑)
いつもの元気がなかったり。
 
学校に行って、
学童にも行って、
宿題をこなすだけで
精一杯の子たちもいるでしょう。
 
 
一時的に、
ピアノの練習時間が
減るかもしれませんが。
 
今は、
新生活に慣れることを
最優先に。
 
少しずつ慣れてきたら、
またピアノに向かう時間を
増やしていけるといいですね。
 
 
さて、
大分時間が経って
しまいましたが。。。
 
3月に行われた、
第4回米国ギルド・ピアノ検定試験
のご報告を。
 
 
 
 
 
私の教室からは、
年中さん2名
小学生5名
高校生1名の
計8名が参加しました。
 
 
今年も、
アメリカから
米国ピアノ指導者団体
ACM副会長の
ジュリア先生が来日し、
東京では3日間に渡って
審査が行われました。
 
 
 
 
 
 一人ひとりの演奏に
真摯に耳を傾け、
丁寧にジャッジし。
 
レポートカードにぎっしりと、
これからもピアノを続けていく上で
とても励みになるようなコメントを
たくさん書き残してくださいました。
 
 
 
 
演奏後にも直接、
温かい言葉をかけてくださり。
 
生徒たちも、
「Very Goodって言われた!」とか、
レポートカードのコメントは
読めなくても、
かけられた言葉の意味は
ちゃんとわかったらしく。
 
とても嬉しい経験に
なったようです。
 
 
「緊張したけど楽しかった!」
「頑張って良かった!」
「来年も受けたい!」
という子たちばかりで
私も安心しました。
 
 
受験すると、
記念にバッチがもらえるのですが、
そのバッチを集めたいという子。
 
2回連続受験すると
メダルをもらえるので、
メダルをもらうためにまた頑張る
という子もいました。
 
 
ジュリア先生からのコメントで
目立ったのは、
「エンディングの音を
もっとスペシャルにしましょう」
「フォルテとピアノをもっと
表現しましょう」
の二つです。
 
 
ピアノは、
自分では表現している
つもりでも、
聴いている人には
全然伝わらない
ということが起こります。
 
 
演劇とかと同じですね。
 
学習発表会などでも、
一つひとつの動きは
オーバーに!
言葉はよりはっきりと!
ってよく言われるかと
思いますが。
 
 
ピアノも、
自分が思っている以上に
表現しないと。
 
やりすぎはもちろん、
禁物ですが、
大抵もっと表現して!
って言われる子は、
やりすぎることはない
と思うので。笑
 
もっともっと、
自分の持っているもの、
表現したい思いを
解放できるといいなと
思います。
 
 
表現力を磨くことと、
最後の一音まで、
集中して丁寧に弾き切ること。
 
9月の発表会に向けての、
大きな課題をいただきました。
 
 
アメリカの先生たちはまず、
良かったことを手放しで褒めてから、
「でもこうしたらもっと良くなるよ」
というような言い方をします。
 
いきなり頭ごなしに、
「ここが良くなかった。
ここがダメだった」みたいな
欠点を羅列するような
言い方はしません。
 
 
私自身も自戒を込めて、
ジュリア先生の
みんなへのコメントを熟読し。
 
レッスンの中でも、
「まず褒める→
さらに良くなるポイントを
アドバイス」を
心がけていきたいなと
思いました。
 
 
試験に合格すると、
レポートカードに
審査員のサインが入ります。
 
8名全員、
ジュリア先生のサインが
入りましたよ!
 
みんな、
合格おめでとう!!
 

 
ギルド試験を
受けた子たちに共通して、
とても勉強になって良かったな
と思うことは、
ギルド試験で必須となっている
スケール・カデンツに対して、
苦手意識がなくなったことです。
 
 
ギルド試験は、
自由曲ですが、
演奏する曲の調性に合わせて
その調のスケールとカデンツを
弾くのが受験の条件です。
 
8人のうち、
ほとんどの子たちが
初めてスケール・カデンツを
勉強する子たちでしたが。
 
おかげで、
試験終了後もみんな、
嫌な顔をせず、笑
当たり前のように引き続き
スケール・カデンツに
取り組んでいます。
 
 
思いがけない効果に、
先生は嬉しい。笑
 
 
来年も3月に、
第5回米国ギルド・ピアノ検定試験
の開催が予定されています。
 
今年は
受験しなかった生徒さんたちも、
ぜひ来年は一緒に受けましょう!!